国会等の情勢 一覧

■衆議院の解散で法案は再び廃案に(第157回国会2003年10月10日)
 9月26日に召集された第157回国会(臨時会)は10月10日に衆議院が解散されたため、継続審議中の恒久平和調査局設置法案(国立国会図書館法の一部を改正する法律案)は審議未了廃案となりました。
 1999年の夏に衆議院に提出して以来、2000年6月の衆議院解散で審議未了廃案を経験し、11月に再提出。2002年夏に図書館運営小委員会懇談会で初めて提案理由の説明と質疑がなされたが、今日再び廃案となりました。奇しくも、昨年から今年にかけて旧日本軍が製造した化学兵器による毒ガス被害が中国と国内で問題となり、歴史事実を明らかにする恒久平和調査局設置法案の早急な成立が望まれます。
  私たち市民会議は来年の通常国会で再度、同法案を国会に提出し、早期成立に向けて、粘り強く活動を続ける決意です。総選挙においては、恒久平和議連に加盟している前衆議院議員を始め、法案に賛同される予定候補の皆さんの健闘に期待します。  
 法案を準備した当初から今日までの「恒久平和調査局設置法をめぐる動き」を掲載しましたので、今後の参考にして下さい。
旧軍毒ガス被害で法案の重要性が浮き彫りに 法案は継続審議(第156回国会閉会03年7月28日)
1月20日に開会された第156回通常国会は、40日間の延長の末7月28日に閉会しました。有事関連3法案やイラク特別措置法が成立する中、恒久平和調査局設置法案は審議に入ることなく継続審査となっています。しかし、昨年から今年にかけて旧軍毒ガス被害が広がり、環境省が再調査を行うなど、戦前戦中の事実調査の意義が理解され、法案の重要性が浮き彫りになりました。
■法案成立へ前進しよう(第156回国会召集2003年1月20日)
●第156回国会が2003年1月20日に召集されました。歴史事実の真相究明を求める恒久平和調査局設置法案は、必ず、多くの良識ある国会議員の賛同を得られると確信しています●なぜなら、グローバル化する国際社会において必要不可欠な課題であるからです●今こそ、立法府が責任を持って真相究明に取り組み、戦争被害者の尊厳を回復し、日本が国際社会の一員として正当な地位を得ることが必要だと考えます。
■図書館法改正案は継続審議(第155回国会閉会2002年12月13日)
●第155回国会は2002年12月13日に閉会しましたが、恒久平和調査局設置法案(国会図書館法改正案)は審議に入らないまま継続審議になりました。
■7・5図書館小委で恒久平和調査局設置法案の提案理由を説明(2002年7月5日)
●衆議院の議院運営委員会に設置されている図書館運営小委員会(高木義明小委員長)が7月5日、懇談会を開催し、恒久平和調査局設置法案(国立国会図書館法の一部を改正する法律案)の説明を受け質疑しました。同法案の説明者は石毛^子(民主)、木島日出夫(共産)、金子哲夫(社民)、田中甲(尊命)の4議員。代表して恒久平和議連幹事長の田中議員が提案理由の説明を行いました。(注:提案理由の説明文を参照)
■「国会図書館法改正案」衆議院で継続審議(2001年6月29日)
●民主、共産、社民の3党共同提案 ●国会図書館に戦争被害調査を求める